校長より
令和6年度を迎えて
港区立青山中学校
校長 中田 和直
昨年の5月に新型コロナウイルスによる感染症法上の取り扱いが2類から5類へと変更になり、令和6年度のスタートは2020年に緊急事態宣言が発令されて以来、5年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限のない新年度のスタートを迎えることができました。
昨年はコロナ禍で内容を変更した運動会もより充実させた取り組みとなり、3月に実施した学芸発表会も1年間のまとめとして、また3年生を送る会としても心温まる会となり多くの保護者・地域の方々をお迎えすることができました。
令和6年度は新入生に通常学級32名、特別支援学級3名の合計36名を迎え、通常学級は1年生32名1学級、2年生39名1学級、3年生46名2学級の4学級。特別支援学級は1年生3名、2年生2名、3年生6名の10名2学級となり合計128名でスタートしました。
令和6年度1・2年生は1学級ですが運用として2学級編成として、より集団を小さくした場面を設け、きめ細やかな対応をするために学級担任も全員担任制していきます。
本校は昭和22年4月、港区立新星(しんぼし)中学校として、東京都立第一中学校(現在の日比谷高校)に併設されて開校しました。最寄りの青山一丁目駅より徒歩1分の場所にあり、近代的な建物が隣接する場所にありながら、校門の前には赤坂御所が広がり、西には有名な銀杏並木、北には神宮球場、秩父宮ラグビー場、そして新国立競技場があり、緑が多く自然豊かな環境にあります。
令和3年度より青山中学校では新たな時代に合わせた教育目標に見直をし、教育目標を改訂しました。また、開校当初から生徒目標を「真剣な学習」「節度ある行動」とし、玄関や各教室、体育館にも掲げられ、生徒一人一人の学習と生活の指針となっています。さらにモットーを「思いやりの心あふれる温かい学校」とし、温かい人間関係を基盤に、思いやりの心をもってお互いに高めあえる学校を目指しています。小規模な学校だからこそ全教職員が生徒の指導に関わり、きめ細やかな指導を心がけています。
学校教育目標
【自立】自ら考え判断し行動できる人
【共生】思いやりの心をもち協働できる人
【創造】深く考え創造できる人
教育目標を達成すべく「誰一人取り残さない教育活動」を目指し「個別最適な学び」と「協働的な学び」を計画的に取り入れ、「主体的・対話的で深い学び」のある授業改善に取り組み、変化の激しい予測困難な時代を生きていく子どもたちに基礎的・基本的な力をつけさせるとともに、一人一人の資質・能力を高めるために教職員一丸となって取り組んでまいります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。