校長より

 令和5年度を迎えて

港区立青山中学校

校長 中田 和直

4月より学校はマスクの着用推奨がなくなり、ようやくコロナ禍の閉塞感から解放され「アフターコロナ」の新たなスタートとなる令和5年度が始まりました。

令和4年度はコロナとともに過ごした3年生が中学校生活初めての修学旅行にいくことができ、1年生のスキー教室も計画を立ててから3年目にして初めて予定通りに2泊3日実施することができました。また、感染対策を取りながらも運動会や学芸発表会を実施することができ、コロナ禍でもできることに精一杯取り組み充実感を味わえた生徒たちは青山中学校の新たな伝統をつなげることができました。

令和5年度は新入生40名を迎え、通常学級は1年生2学級、2年生45名2学級、3年生45名2学級の6学級。特別支援学級は1年生2名、2年生6名、3年生2名の10名2学級となり合計138名でスタートしました。

 港区立青山中学校は昭和224月、港区立新星(しんぼし)中学校として、東京都立第一中学校(現在の日比谷高校)に併設されて開校しました。最寄りの青山一丁目駅より徒歩1分の場所にあり、近代的な建物が隣接する場所にありながら、校門の前には赤坂御所が広がり、西には有名な銀杏並木、北には神宮球場、秩父宮ラグビー場、そして新国立競技場があり、緑が多く自然豊かな環境にあります。

 令和3年度より青山中学校では新たな時代に合わせた教育目標に見直をし、教育目標を改訂しました。また、開校当初から生徒目標を「真剣な学習」「節度ある行動」とし、玄関や各教室、体育館にも掲げられ、生徒一人一人の学習と生活の指針となっています。さらに昨年度よりモットーを「思いやりの心あふれる温かい学校」とし、温かい人間関係を基盤に、思いやりの心をもってお互いに高めあえる学校を目指しています。小規模な学校だからこそ全教職員が生徒の指導に関わり、きめ細やかな指導を心がけています。

学校教育目標

【自立】自ら考え判断し行動できる人

【共生】思いやりの心をもち協働できる人

【創造】深く考え創造できる人  

教育目標を達成すべく「誰一人取り残さない教育活動」を目指し「個別最適な学び」と「協働的な学び」を計画的に取り入れ、「主体的・対話的で深い学び」のある授業改善に取り組み、変化の激しい予測困難な時代を生きていく子どもたちに基礎的・基本的な力をつけさせるとともに、一人一人の資質・能力を高めるために教職員一丸となって取り組んでまいります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。